宇宙をぶらぶら漂流中

時松功平です

第一宇宙速度を突破せよ

今日は思うように言葉が出てこない。書きたいことは山ほどあるのだけど、自分の中の表現の引き出しをざーっと抜き出して中身をひっくり返しているうちに、懐かしい記憶が出てきて気を取られたり、書いては消し、ちんたらしている間に数時間が経ち、とうとうエネルギーを使い果たしてしまった。

 

それでも僕は作家として身を立てたいのだから、どんなに稚拙で支離滅裂な内容になろうと、明日の仕事の為に眠りたいなどと思おうと、書き続けるほかに道はない。「痛い」奴だと思われないように身を縮めながら言葉を選んでいる場合ではない。

 

白状すれば、ほとんど僕は書く行為を恐れ、忌んできた節がある。僕の考えていることや使う表現は周囲に理解されにくいと自覚しながら生きてきた。僕自身にとって素直なつもりでも他人にとって「意味不明」な言葉は、日常的な社会・コミュニティ内での僕の立場や役割、イメージを大いに悪化させる要因でしかないからだ。

 

つまり僕は、純粋な自分を極力抑え込み、好きなことを表現することを止めてでも、不格好に演技をして、みんなの中での自分の居場所を確保しようとしてきた。

 

ただ、それではもうごまかしなど効かなくなってしまった。

 

正直に生きたい、それだけなのだ。

 

その為には、こうやって苦労してでも、恥ずかしさをやっつけてでも、錆付いた蛇口をこじ開け、赤く濁った水を出し切る必要がある。

そこから始めないことには(このままでは)何も成し遂げられない。