宇宙をぶらぶら漂流中

時松功平です

ある営みから別の営みへと

 

今夜、夜行バスに乗って東京に向かう。

このご時世、飛行機で行ってもそんなに値段は変わらないけど。

また、あの不夜城へ時間をかけて飛び込んでゆく。どこへ行っても人と人と人がうねっていて、擦れ合って、消えては現れる。

以前就職活動で東京に住んでいたとき、僕は自分を見失った。行動できず、金もなく、引きこもり、酒を飲み失神し、このままだとまずいと思った。

そこで、逃げ帰るように地元で就職した。

 

今夜、新山口駅から新宿駅に行く夜行バスに乗って再び東京に向かう。

呼び出されているかのように、ふらふらと東へ向かう。

しかし使命など帯びていない。自分以外の他人の運命も背負っていない。

ただ、せっかく生きているのだから、やりたいことをやってみようと思う。できることをやってみようと思う。

それが、平和に取り囲まれて生きてきた僕の精一杯なのだ。

それが、自分自身の人生に責任をもって、悔いなく生を全うするための、僕が今考えつく限りで一番の冴えたやり方だ。

 

食事を済ませて、支度を続ける。