今日、僕たちが主催する演劇のフライヤーを制作するとかで、僕の好きなものを列挙して欲しいと制作と演出を務めている中野に言われた。
フライヤー裏面のプロフィールの枠を利用して、僕の名前の下地に僕と中野の好きなものたちを混ぜて、気合入ってるインスタっ子のハッシュ・タグみたいにブワーッと書き連ねるようだ。
僕はツイッターやらインスタやらに好きなバンド名とかを列挙している方が苦手だ。いかにも自分がそのアーティストたちをペンダントみたいに着脱可能なファッションの一部にして見せびらかしているようで嫌気がする。
それをやれと言う。もちろん、言われた時は渋ったが、脚本が仕上がっていないことや、フライヤー表面の写真を用意するのが遅れたりしていて、ただでさえ制作陣や役者さんに迷惑をかけているので、これくらいはすぐできるし、まぁあんまり気にしても仕方ないと大人しく従う。
いざ書き綴ってみると、いかに自分が海外のものに影響を受けているかを知れたりする。中野のはよく分からないバラエティ番組が多くて、僕のはカタカナばっかりだ。
カタカナ達の間にポルノサイトって入れても誰も気づかないような気がする。たぶん。
それはともかく、挙げ連ねた好きな物を本当に知り尽くしているかと問われれば返事に窮する。例えば、挙げた作家の全作品を読んだと言えば嘘になるし、生没年さえそらで言うにはおぼつかない。
原文で読んだり、内容を一語一句違わずに暗唱するなどもってのほかだ。
ただ、僕自身の心が動されたという事実だけは確実にある。好きと詳しいはチト違うのかもしれない。
しかしまだまだ好きなことに対する好奇心に比べ、勉強は不足しているなぁと改めて思わされた。
そして昨日、役者さん達との顔合わせも無事に終わり、全体の構成もある程度固まった。
後は書くだけ、いつも書くだけ。一生こんな感じなのだろうか、それとも一度膿を出し切ってしまえば、ある程度楽になるのだろうか。
でもまぁこのブログも去年書き始めた頃は、誰も見ていないのにウンウン苦しみながら書いていたけれど、それが今はどうだ、いかにも惰性感丸出しでいくらでも書けるようになったではないか!笑
まぁ、他人にうまく伝わるか、満足してもらえるか、評価してもらえるかは置いておくとして、僕なりのスタイルで割り切り振り切りくりくりやっていくのだ。
僕のバイブルから名シーンを。