地獄の業火に焼かれているような気分。
今日で3日連続の稽古が終わった。
嫌が応にも自作と顔を引き合わされ続けて、とうとう眠れなくなってしまった。
人は鏡を見つめ続けると気が狂ってしまうと言う。誰が言い出したのか知らないが、その意味するところがようやく分かった。
私は、鏡を見続けて狂いかけている。己の顔が己の顔で無くなってくる。それでも私は自惚れ屋であるからこそ鏡面から目を離せないでいる。
地獄の業火に焼かれているような気分。
まだまだ手を加えるべき要素は山ほど残されているのに手を伸ばすのを面倒くさがっているという救いようのない馬鹿さ加減。それはほどけて緩み切った弦。それは空気に響かない。それは誰の心にも留まらない。広がりがない。