宇宙をぶらぶら漂流中

時松功平です

アウトサイダーについて

どの道もどこへも行き着きはしない。死んでしまうまで我々は完結することがない。

延々と続く現実の地平にエンドロールは訪れない。

人々はそれぞれの道をゆく。無数に枝分かれする分岐点。路上に蹲って終わりを待つ者もいれば、崖道から飛び降りてしまう者もいる。

私はどの道を行こう。どこへも行き着きはしないのならば、どんな風に歩むがよいか。

かつて私は誰かに追従して回ることに躍起になっていた。サンチョ・パンサになろうとしていた。

友との離別を恐れてはならない。選択を恐れてはならない。

行列が私を見て笑う。私は行列を見て笑う。そんなことはもう止めるべきだ。

ときにたくましき足取りで、ときに己のリズムのステップで、私は全力を尽くして歩まねばならない。

現実に対して目を開き、路傍に咲く本物の花や草を確かめながら。鍛え抜かれた岩肌に手の肉を切られようとも這いつくばりながら。

短気は損気、急がば回れ。辛抱強く勇気を持って進む。どの道も、どこへも行き着きはしないのならば、己で好きな道をゆく。

生き甲斐を、現実感を、自由を希求する強烈な意志を。