宇宙をぶらぶら漂流中

時松功平です

12月2日

日記。何かテーマがあって、それについて語るわけではない。
晴れだったと思う。ここ最近天気を覚えていない。

それには理由がある。

朝起きて家から職場に行き着くまでの1時間ほどの間しか空を見る機会がないのだ。

ショッピングモールの2階の奥まった所にある窓一つない本屋で働き、モールの狭い通用口から出ると外は既に宵闇に取り囲まれているという始末。

だから天気はどうだったろう。分からない。雨は降っていなかったと思う。僕は濡れていないしコンクリートも変色していなかったから。それ以上のことは分からない。

今日も遅刻しそうだと焦りながら家を出て、約1キロほどの道のりをちょぼちょぼと駆けた。

間に合った。今日は客の入りも少なかった。仕事には飽きた。心の芯から飽きてしまった。人間はこんな仕事なんかをもうじきセルフレジとか諸々にくれてやることになるのだろう。そうして解放された多くの人々がどうなるのか技術屋や政治家はまともに考えているのかどうか知らないが。おお神よ、われらいたいけな労働者たちを救いたまえ。少なくとも僕はもう結構。退職希望のメールを早く書かなければ。

明後日は鬼滅の刃の最終巻発売日なんだそうだ。問い合わせがバンバン来る。嫌な予感がしてシフトを見ると僕も開店前から出勤となっている。

アップルの新作や最新ゲーム機の発売と共に数多の客が押し寄せてくる場面。まさかあれに店員としてでも参加することがあろうとは。一種の貴重な経験にはなるだろうか。いや、疲れそうだ。おお、神よ。偉大なる資本主義と、物語を愛する盲目な羊たちに祝福を。

物語。明日は稽古だ。仕事が終わって図書館とネカフェに行ったが何も書けなかった。これじゃあただの廃材人間だ。