宇宙をぶらぶら漂流中

時松功平です

12月3日

昨日は稽古だった。

僕の書いた話を僕の目の前で大の大人たちが演じている。

それだけでも奇妙な話だ。

少しでも良いものを作りたいし、最大限こだわったと言えるものを人様の前に提出したい。

コロナウイルスコロナウイルスコロナウイルス

赤字になるのは覚悟の上だが、はてさて、今後はどうなることやら。

 

稽古が終わり、稽古場の近くに住むW夫婦の家へ行った。

妻であるMさんが演劇の衣装を縫ったりしてくれているので、御礼がてらちょっとした手土産を持って。

が、それは建前。実際は彼らの幸福にあやかりたかった。2人は僕に限らず、周囲の人に多くの親切を与えることを喜びとしている。

行けばいつでも優しくしてくれる。この日も手作りのコロッケを揚げて食わせてくれた。

カポーティの『クリスマスの思い出』やディケンズの『クリスマスキャロル』のように、人間には楽しく温かい一面もあるのだと教えてくれる。

その分僕は不機嫌で、ケチで、無気力で臆病な人間であることを知らされる。

ああ。なんともまあ、なんともまあ。

 

その日は彼らに勧められるがままに彼らの家に泊まった。