僕は書くことが好きだ。
文章による解放は地から解き放たれたイカロスに似る。
僕は書くことを仕事にしていない。
つまり誰も待ってやしないし、経済の信用のゲームに乗っかっていない。
それならば、尚更。
ほんとうに好きなことをするのに、反省はいらない。
誰かにとって文章が下手だろうがそれは一切関係がない。
いまはその段階。ほんとうであり続ける期間。
それは図鑑の写真を指でなぞる子供。
それは「なんでも好きなものを描いていい」と言われて、好きなものを描けていた頃。
頭の中の意地悪な級友と出会う前の昔に立ち返ろう。