宇宙をぶらぶら漂流中

時松功平です

2月が近くなってきて、少し寒さも和らいできた。屈まっていた魂も徐々に雪解けてゆくのを感じている。だからなのか、僕は再び夜眠らなくなった。

目の下のくまができる部分に終始重さを感じているが、これがまた心地よいのだ。

僕はこういった雑文に手を付けるとき、書き出しの文章が思い浮かんだら書き始め、後は勢いと運に任せる思いで後続の文がなんとか繋がれば完成する。ひとつの文章を植物に例えるならばたいていは土から芽を出すどころか種が発芽しないままにすぐ潰えてしまう。不勉強ゆえに栄養も十分にないし勤勉でなく根気もないからすこしの環境の変化で死ぬことになる。仮にうまく育ったとしても、御覧の通り美しくもない。

時間をかけて何か書く以上、せめて何か面白いものにしたいと思っている。だからオチが思い浮かぶまでは書くまいと決心した。なのにどうしてオチが決まらないままに両手をキーボードの上でバタバタさせているのだろうか。

素人がやる即興のラップみたいに中身がない。自分を攻撃するのは楽だ。他人と反目すしあうリスクもなく、臆病さを克服しないまま好き放題に書くことができる。

いま僕の全神経系を刺激しているこの眠たさが心地いい。

ああ、僕は保身のための逃げ口上を言わない人になりたい。

逃げ口上は巧妙なんだ。他人からの低調な評価から自分を守るだけじゃない。自分が自分に絶望しないように、人は先回りして言い訳をする。

僕が自分をけなすのは、すべて逃げ口上なのだ。

まあ、いい。

話のオチすら作れないので僕は寝落ちすることにする